マルチメディアとか言い出すと、必ず失敗例として出てくるのがPCエンジンなんだけど…

http://pop-site.com/column/col046701.htm
ポップ・コラム [No.0467] E3 2006に思うこと
 


あと、これらのどんどん湧いてくるアイデアの発想が
非常に代理店的なおためごかしというか、
「ユーザーよりも関連企業が得するビジネスモデルが前提」
になっているような気がするのも何か気持ちが悪い。
要するに「PS3を買ったおかげで、(ゲーム以外の)余計な時間やお金を
使う羽目になるような気がする」ということである。
 これにはかなり同意します。 
 PC向けサービスやコンビニ端末や携帯電話のようなビジネスモデルだと、
日本初だとユーザー間のやりとりだけで利益を得るサービスというのは少なくて、
大企業と消費者のやりとり(BtoC)を期待したものばかりが目に付く。
 
 mixiはてなのような、一見、ユーザー同士がメインのやりとりのサービスも、
主に利益を得ている場所は広告収入だったり、アフィリエイト仲介だったり
利用者の動向情報の提供だったりと、大企業頼みだったりするわけで。
 はてなのようなベンチャー企業がやっている少額決済や投げ銭システムは
今のところ、まだまだなかなか有効に使い切れてないし…。

 携帯電話どうしによる少額送金なんかが気軽にできるようになると。
またもう少し面白くなるかもしれないけど…。
 


結局のところ、PS3に投資するかどうかは
「超高性能なコンピューターを使って一体何ができるかを
ワクワクしながら模索して行く」
というSCEのスタンスに賛同できるかどうかにかかっているのではないかと思う。
(略)
最後に、どのゲーム機も今ひとつピンと来ないという皆様のために、
16ビット時代のゲーム機戦争と照らし合わせて考えてみた。
(略)
そしてPS3にあたるのは、ゲームの枠を超えたコア構想がうまく行くかどうかが
勝敗の鍵を握っていたPCエンジンだ。
不吉なことに、PCエンジンは結局コア構想が不発に終わって敗北しちゃったんだけど
 
 PCエンジンって、SuperCDRomRomのお陰で9年近く持ったハードなのに
それでも敗北扱いされるんだから、ゲームの世界って酷なものです。