単に"ぐぐる"だけの情報では安心できない。そんなあなたに、「情報信頼性分析エンジン」WISDOMを。
「吉幾三はニコニコ動画で人気」を情報分析システム:WISDOMで入力した結果のスクショ
http://wisdom-nict.jp/
NICT情報分析システム:WISDOM(β版です)
今日観たCEATEC Japan 2009 の展示で一番面白かったのが、
検索結果リストの上位だからといって必ずしも質の良い情報とは限らないのです。
そのため、検索結果リストから信頼性や価値の高い情報を見つけ出すことは利用者の責任になっています。
(略)
その結果、一般の人々は検索結果リスト上位数ページの内容を見て
同じような記述であれば、それが正しい情報として信じてしまうといったことが起こっています。
(略)
(WISDOMは)
Webページの外観や内容、発信者について分析を行い、その結果を出力します。
(略)
WISDOMはWebページの内容を分析して、
ユーザーがWebの情報を正しく利用できる手掛かりとなる情報を提供することを目的としています。
ユーザーが調査したい内容がどのような偏りを持ち、
対立するどのような意見があるのかを明らかにすることで、
対象とする情報の信頼性を判断することにつながると考えています。
http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/0906/03.html
NICT NEWS
玉石混淆のWebコンテンツ:情報信頼性分析エンジン WISDOM の紹介
NICT(独立行政法人 情報通信研究機構)が出していた、情報の信頼性分析システム"WISDOM"。
検索・分析の複眼的なデータが、結構簡単に、ビジュアルでわかりやすく出てくる、
検索エンジン自体を"Google依存ではない"形で持っているのがポイントかな?。
「吉幾三はニコニコ動画で人気」を分析
もうひとつ、今度は真面目そうなキーワードで。
「大学院は就職に不利」で検索。
賛否両論と、記事の書き手が大まかにどういう構成とかグラフィカルに出てきます。
多分Googleの検索結果をベースにいろいろ多面的に分析してやれば、
似たような物は自分でもできるのだろうけど、
こちらは、使い方も、見方も比較的わかりやすい。
企業・大学・個人・匿名などの分析がはっきりグラフィカルにわかるのがポイントです。
元データの収集範囲とか、重み付けの方法とか、細かい判断基準がいまいちわからないので、
信頼性分析の結果をそのままで過信するのはまだまだ微妙なところです。
が、webでいろいろ仕事するライターが、未知のジャンルの分野の文章を書くときに、
いろいろ探したり賛否両論チェックするのにすごく便利だと思います、ぶっちゃけ使えるよ。
それと、機械相手なので、変わったキーワードのネタ探しにもいろいろ使えて面白そうです。
不真面目な用途とか、大人向けのキーワードとかでも色々と調べてみたいところ。
(追記しました)
どうも、クロールして蓄積している情報は少し古いみたいです。
ニコニコ動画とかスラッシュドット辺りの単語はOKみたいですが、
twitterという単語だと、サイトのヒット数がちょっと少なすぎて苦しいみたい。
これは元の検索エンジンに依存するところなので、ちょっと改良難しいかも…。
将来的に、ベースになる検索エンジンを色々選べるようになると面白そうだけど、
システム的にそうは簡単にいかないだろうなぁ。