fromスラド本家

 
http://games.slashdot.org/games/03/11/27/0220241.shtml?tid=127&tid=146&tid=186&tid=99
テレビゲームのレーティングは有効に機能しているか
 
http://games.slashdot.org/games/03/11/25/1713209.shtml?tid=127&tid=186&tid=212
大人向けゲームと子ども
 
http://games.slashdot.org/games/03/11/28/1652240.shtml?tid=127&tid=133&tid=186
最強の家庭用ゲーム

http://games.slashdot.org/article.pl?sid=03/11/24/1857219&mode=thread&tid=127&tid=186&tid=202&tid=205
日本のファミコンゲームtop30について

ファイル共有ソフトのことでアクセスして下さった皆様へ

 ここ数日、essaさんの『圏外からのひとこと*1からのアクセスが急増しています。
(もっとも、当該サイトのヒット数の数パーセント程度ですが。)
 
 せっかく来て下さったのですから、ここでひとつ気の利いた文章でもお土産に置いておけばいいのですが、
あいにく私は、ファイル共有ソフトにかんしてはディープな情報をそれほど持っていないので。
 
 ひとまず、山田奨治さんの『日本文化の模倣と創造』ISBN:4047033413す。

今月のEDGE(131号)に、「ファミ通」の特集が。

http://www.edge-online.com/mag.asp?when=now
(期間限定リンク)
Famitsu Forever:Edge takes a look at the world's second most important gaming magazine
 ぱらぱら見た感じでも、編集長の浜村弘一さんへのかなり突っ込んだインタビューや、
クロスレビュー担当者へのインタビュー(結構長い)が掲載されているようです。
 EDGEの記事らしく、浜村通信さんもかなり突っ込んだ話を質問されていたり。
 
 ところで、今月のEDGEはいつもに比べてタイアップ広告(記事?)が多かった印象が。
そんなところまでファミ通(というか、日本のゲーム雑誌)的にしなくても(汗。

村上龍 『13歳のハローワーク』

ISBN:4344004299
 今日、梅田で見かけたので、13歳でハローワークかよというツッコミと共にちょっと立ち読み。
 
 村上龍の文章については美文というのはお世辞にもはばかられる、むしろ悪文に近いものですが、
 情報を伝達するという要素に限って見た場合にはこの文体はなかなかの有効性があると思っています。
良くできたビジネス書や雑誌連載記事の「翻訳文章」にちかい質感を持っているというか。
 特に『快楽』『享楽』に関わることを読み手に想起させること(かなり難しい)については希有な実力を持っています(した?)。
 
 で、感想。
ダフ屋的な体験を元にした、商売に関わる2Pのコラムは、けっこう面白かったです。

で、ふと気になったこと。

 『享楽』はともかく、『快楽』というのは最後はどうしようもなく個の感覚・体験に帰すわけで、
その極めて個人的なことを文字主体で伝達することはかなり難しいことなのに、
村上龍はその描写をなんとかやってのけているというその点だけでも、
私は村上龍を小説家として尊敬します。思考回路はまるっきりオヤジだけど。
 
 この人の小説の展開の後にすんなり続くことができそうなのは、
石丸元章さん(クレイジーな文章を時々書いている人)。

で、そこまで色々呼び込んだ後でなんとなくファイル共有ソフトについて少し書いてみる。

 ファイル共有ソフトの場合、ソフトの存在や著作権法的にやばいコンテンツが"流通すること"がやばいんじゃなくて、
まさに新しい快楽のフォーマット形成が行われたことが産業から見て恐ろしいんだと思います。
 
 例えば、それが匿名でもファイル配布して『神』と呼ばれること"自体"が快楽になることや
(つまり、この状態ではファイルの収得達成自体は目的ではない(どーでもいい)故、共有・配布ファイル量・欲望がフェチ的に増殖する。
<この状態では、対象ファイルの中身・内容は"あまり愛されていない"ことに注目。)
自然発生的「なんとか祭」に参加することで場を動かすモチベーションが生み出されることとか、
はまった人がDOMオンリーから次々積極的にHDDを増設し回線を増強するなどといった形で
WinMXWinny(2)などのシステムを支えるようになり、加えてBBSでのコミニティ形成に一役買ったところとか
(これは、Winny(2)のシステムデザインがとても上手くいっていたから。)。
 
 それは、いままでの産業や消費のモデルから、量というよりは質や"速度的に"一気にブレイクした流れで、
それ故に熱狂を伴っているんだと私には思えます、というか、そう考えるのではなく、そう感じます<重要。
 
 石丸さんの関わった人面犬の話を読みながらそういうことを連想しました。
http://homepage1.nifty.com/SiteK4/j1.htm
http://osi.cool.ne.jp/youkai/youkai-20.htm

 これからのファイル共有(ソフト)の取り締まりは、産業の構造から分析した場合、
やばいファイルをダウンロードする側を取り締まるのではなく、
やばいファイルをアップロードした・し得る側を極めて重点的に
(それは、おそらく、なりふりかなわない方法で)取り締まる方向へ行くと予想します。
 そして、ここがポイントですが、その「やばいファイル」の判断は、法律的云々で判断されるのではなく、
「産業から見てやばいファイルと思われたファイル」がこれから手当たり次第、種類・手段を選ばずに狙われる可能性大です。
 多分、これはファイルだけの問題ではなく、将来的にはもっと広いものになるかと。
 
 まあ、産業とロビー活動と立法の結びつきを考えるだけでなにやら色々想像が付くでしょうが。
世間にはマイクロソフトRIAAやらという具体的実例もたくさんありますし。